情報メディア学科

Topics2020/03/28

卒業研究の取組みが学会表彰を受賞しました

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 「記録」というと「写真・映像」を創造しがちですが,例えば自動運転の自動車ではレーザを使い空間の状況を記録(取込み)し,分析し,制御(運転)します.映像の分野でも「空間を如何に記録するか」に関して様々な取組みが行われています.
 しかし,そもそも「写らない」ものが大事なことはありませんか?例えばライブコンサートのグルーブ感や,卒業式・入学式の雰囲気はカメラの構図で「撮れる」ものでもないのかもしれません.
 それでも例えばカーテンがかかっている部屋の窓が開いているかどうか,IHヒータが熱くなっているかどうか....もし記録できる技術があれば,再生する技術によって例えば映像コンテンツに「新たな表現手段」を提供できると思いませんか?
 タイタニックという映画でCG制作を担当した方が,映画冒頭シーン(船の煙突から上がる煙を映像的に通過するシーン)で観ている人が誰も顔を避けなかったのを見て,がっかりしてそれ以降スクリーンを見ることが出来なかったそうです.なぜって....当時の船は水蒸気を煙突から出しているので「熱い」が表現できなかったからだそうです.日常でなら当たり前に感じられることがメディアコンテンツでも表現できるようになれば,より豊かなメディアコンテンツになると思いませんか?

 情報工学コースは,メディアデザインコースの「クラスメイト」が「より豊かな表現力」を発揮するためのツールを必要としていることを身近で感じることが出来るので,「新たな技術」開発への挑戦も自然と目指せるようになります.4つのコースが様々な場面で「クラスメイト」であることのメリットかもしれません.

 今回学会から賞を頂いた学生は卒業研究で,「音」という「カメラでは写らない」ものを使い「空間の状況」をサイバー世界に取り込むことに挑戦しました.森林の中に行くと清々しい感じがしますが「森林音響」があります.また教会の独特の雰囲気がありますが「教会音響」という研究分野があります.しかしまだまだ未知な分野です.

 受賞した学生は,ロボットプロジェクト入門1ロボットプロジェクト入門2を通して「地域課題発見と解決策の提案」を経験し,学科で学んだ専門知識を駆使して地域課題解決に挑戦してきました.課外活動を通して実際に動くものとして,またはこれから進むべき技術の提案に挑戦してきました.
 これらの活動を通して「現実世界(物理世界:Physical World)と計算機世界(サイバー世界:Cyber World)をシームレスにつなぐために必要なCPS」が「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)に重要なSociety5.0の実現に必要不可欠なより有益なA.I.」を創るのに大切と考えました.
 第1部卒業研究口頭試問会で諸先生方からコメントとアドバイスを頂き,今回受賞の評価対象である研究会での発表となりました.
 内容はさらにブラッシュアップし,第2部卒業研究発表会で開催された学科代表選考会に臨みました.卒業研究では残念ながら代表には至りませんでしたが,学会では将来性とそれに向けた着実なスキル修得が評価され,今回の受賞に至りました.
 頑張った学生の荒削りだが高い可能性と,メディアコンテンツの表現力だけでなく様々な応用の可能性を秘めた技術への取組みが評価されたのかもしれません.

 余談ですが代表を競いあい,その座を射止めた学生ロボットプロジェクト入門1ロボットプロジェクト入門2で一緒の友人で,本当は卒業までに技術提供したかったそうです.卒業研究での取組み成果...卒業により学生時代にこのコラボレーションは間に合いませんでしたが,社会人になってから斬新なコンテンツが創造されると思うとワクワクしてきます.

 それも含めて,自分の分野で出した成果でお互いしっかり競い合えた彼らのこれからが楽しみです.

Informationインフォメーション

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