今回の「情報メディア入門」はネットワーク。
担当するのは情報工学コースの福島先生です。
ネットワークに対する取り組みと、何が出来るのかを実演してくれました。
<情報モラル教育>
子供たちも一人一台 情報端末を持つ社会になりました。
大人たちは最初に日常モラルを学び、情報社会について学び、情報端末を得てネットワークとの付き合い方を学びましたが、今の子供たちは最初から情報ネットワークに触れることになります。その結果、コミュニケーションサイト・アプリ等での子供間のトラブルは増加。現実の生活に影響を及ぼすケースも出てきました。
こういった問題を背景に導入されたのが”情報モラル教育”です。従来の受動的な学びに加えて、子供たちに実際に活用しているサイトやアプリを題材に問題を創出し解決方法を探ってもらうなど能動的な学びを取り入れることで、ネットワークの適正な利用法を学びます。
教育を専攻する学生しか関係がないと思うかもしれませんが、情報メディア学科では情報を扱うための基礎知識として、情報モラル教育への理解が求められます。
<アプリ制作>
工学部全体で取り組んでいる”ロボットプロジェクト”、通称”ロボプロ”。その最初の授業でも触れるノーコードのアプリを紹介しました。
アプリ制作というと、コンピューター言語で組んで...と専門系の印象が強めですが、実際にはgoogleを始めいくつかの会社がアプリを直感的に作るためのソフトを出していて、簡単なものなら自分の自宅で作ることが可能です。
このアプリ制作の実演を通じて、ネットワーク上でアプリ本体そのものの開発・情報入力・発信・分析が行えることや、異なるOS間でのデータ共有、データベースがネットワーク上にあることの利便性などを体験してもらいました。
ネットワーク系の基礎授業は学科の必修科目です。ネットワークを使う人全てに知ってほしい利便性と危険性の理解や、工学部で必要とされる思考工程”予測・検証・分析・報告”を軸にした就職後も必要とされる力・知識の育成を行っています。
※必修科目=卒業するために必ず修得しなくてはいけない授業
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