Topics2021/09/23

得たスキル 社会で活かし 自信つく

  • d1
  • d1
  • d1
  • d1
  • d1

 2021年9月23日に,地元企業と連携し,「メディア処理技術を用いて空間状況を把握する」実験をしました.

 新型コロナウイルスに伴い,運送業のニーズが増加し,人手が不足しています.そのため,運送を効率化できる技術の確立が重要となっています.そこで学生らは,地元企業と協力し,「大分発の新たな空間の状況を把握する技術を作り上げよう」と志を立てました.

 実験時間は限られていますが,計測内容を書き込むことで,タスクが完遂できるシートを事前に作成し,実験の不安要素を減らしました.しかし,シートの作成者と実施する者の間でミスマッチが発生し,始めは思うようにデータが取れず,事前の情報共有が大切であると学びました.

 時間を有効に活用するため,プランナー志望の学生は,内寸などの物理計測を行いつつ,全体の進行管理を行いました.さらに,システムの自動化に取り組んでいる学生がデータ出しを行い,自動化の技術を引き継ごうとする学生が,プログラムの実行と,実験条件の対応表を作成しました.そして,心理実験のように,環境が結果に影響する取り組みを行っている学生が環境図面を作成するなど,各々が役割を自覚,全うすることで,無事に実験を終えることが出来ました.

 己の能力を自覚し,役割分担を果たすことで,自分の取り組みのなかで「プロ意識」が芽生えていることが自覚できました.自らの取り組みを通して成長した自分を「実感」した学生のこれからが楽しみです.