2021年9月7日から9日にかけて,日本音響学会2021年秋季研究発表会が開催されました.新型コロナウイルスの影響で現地での開催が中止されるようになり,今回で3回目のオンライン開催となりました.
この研究発表会ではオンラインになる前は
1)大勢に向かってスライドを用いて発表と質疑応答を行う口頭発表
2)ポスターを掲示し聞きに来た方に補足説明や質疑応答を行うポスター発表
が現地で行われていましたが,オンライン開催になり
1)口頭発表はセッションごとにZoomを立ち上げてZoomの機能でスライドを共有して発表を行う
2)ポスター発表はポスターを事前にWeb上で公開し発表者の分だけZoomのブレイクアウトルームを作成しそこで説明や質疑応答を行う,といった形式で開催されるようになりました.
今回NBUからはポスター発表で一件発表を行いました.ポスター発表は発表時間が1時間です.その間にセッションによりますが15人ほどの発表者が同時に発表を行います.
研究の成果を社会で役立てたいと思っても,人間がしていることですのでどこかでミスがあるかもしれません.ミスを減らすためには自分だけではなく,客観的な目線で意見をもらうことが重要です.
学会で自分の研究について発表すると,その分野で研究をされている方々に見てもらうことができます.また,そこでの議論で「次こうしたらもっと良くなるかも」,「こういうことに使えそう」,等のコメントを頂くこともあります.
学会で研究成果を「発信」することで,自分の研究は進める意味があると自信が付き,研究を続けていく力となります.
今回も,発信することで11名の方が聞きに来てくださり,内容に関する質問に加えアドバイス等もいただきました.また聞きに来ていただけるように,半年後の学会に向けて研究を続けていこうと思います.