Topics2018/12/07

大分県ドローン協議会の方々が見学に来られました

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 大分県ドローン協議会方々が情報メディア学科・情報工学コースに見学に来られました.会員企業では空撮関連,ドローン本体関連,ドローンを用いたサービス開発関連,スクール関連,ドローンを用いたサービス提供,と多岐にわたるサービスを提供されています.
 ドローンは「多様なセンサを搭載した空飛ぶ計測機」です.GPSによる位置だけでなく,機体の状況データを記録しています.今回「第3回森のドローンロボット・競技会」で搭載した「計測システム」で使われている技術のデモンストレーションおよびそれがどのように展開可能かについて企業の方々と情報交換を行いました.このシステムはYouTube経由で映像データを配信する機能も実装しており,「空飛ぶサーバ」ともなっています.
 御参加いただいた企業には,映像制作をされている会社や旅行代理店をされている会社の方もいらっしゃり,科学とものづくりの体験フェスティバルで体験していただいた「VRゴーグルを使った計測システムの実写映像」も紹介いたしました.
 訪問された研究室では,センサで計測された「データ」を如何に「情報化」し「システム」としていくかに取組んでおり,ドローンそのものを作ることを得意としていません.逆にIoTやAIといったICT技術に取組んでいます.そのことを冒頭で説明させていただいたからか,ドローンという「空飛ぶ計測機」を「1つのシステム」として捉えること等のアイデアやアドバイスをいただくことができました.
 仕事として取り組まれている方々なだけあって「反応速度は?」や「精度は?」といった学校ではなかなか感じられない「企業ならでは」の質問が出る一方,「これが出来るなら,こんなサービスが出来るのでは」といった「企業ならでは」のアイデアやアドバイスをいただきました.見学会に協力してくれた学生にとっては企業説明会では得られない貴重な体験ができたのではないかと思います.