5月某日。大分県に本社を構える企業、STK(エスティケイ)テクノロジー株式会社に就職したOB・中川劍さんが、電気科OBと人事部の方と一緒に本学を訪ねてくださいました。
STKテクノロジーは、半導体の分野で製造装置の開発、テスト工程に関する様々なサポートやそれらにまつわるソフトウェア・システム開発などを手掛けています。BtoB(Business to Business)の企業なので一般には知られていませんが、半導体業界では以前からものづくりへの姿勢と確かな技術力で、地域を超えた信頼を獲得してきました。お隣熊本県のTSMCの半導体工場がニュースに取り上げられるようになってからは、九州の半導体企業の一角として注目を集めています。
そんなSTKで働く中川さんですが、大学時代はソフトウェアやシステム開発を中心に学んでおり、半導体に詳しいわけではなかったそうです。
就職活動中、「理想のIT企業」と「自分のやりたいこと」の間で迷っていたときにSTKさんのことを知り、この会社ならと思い採用試験に挑戦。当時は製造=分野外かもと不安に思うこともあったそうですが、入社後のOJTで、装置に搭載するソフトウェアや設置に必要なシステムの開発は情報系の専門だと気づいて以降、自信を持って働けるようになったそうです。現在は装置のユーザーインターフェースを任され、使いやすいプログラムを作ろうと奮闘しています。
※製造と聞くとハードウェア(機械・電気)の印象ですが、中身のソフトウェアやオンラインシステムを作るには情報技術も欠かせません
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