Topics2023/05/25

【情メいまトピ】授業風景~情報メディア入門・デジタルデザイン~

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今回の「情報メディア入門」を担当してくれたのは、
メディアデザインコース・デザイン担当の足立先生です。
学科で学ぶ”デジタルデザイン”について紹介しました。


1.写真と現代美術
 情報メディア学科で学ぶデジタルデザインも現代美術の一部ということを再確認するため、現代美術の歴史を振り返ります。
 現代美術は第二次世界大戦後に始まったといわれる、まだ100年経っていない、
若い分野です。
 写真をはじめコンピューターを使ったデザインなどの新しい技術を使った表現が可能になったことで、表現の持つ可能性が更に大きくなっていることなどを解説しました。

2.視覚デザイン
 雑誌・広告・ロゴなど、見た人の視覚に情報を伝達するためのデザインが”視覚デザイン分野”です。本学科のデザイン教育の中心でもあります。
 関連する授業として、画像編集ソフトを用いたデザイン制作をはじめ、商品開発に欠かせないデザイン分析、3Dプリンターを使った立体デザインや3Dデザインのアプリケーション開発に必要な3DCADを紹介しました。
(※デザイン分析=消費者が好むデザイン傾向の分析方法)
(※3DCAD=設計ソフト)

3.関連科目の紹介
 デザインに関連した工学コースや他学科の授業も紹介されました。
 本学科工学コースの画像処理の授業では、デジタルデザインの品質に影響する”画質”の基礎を学べます。なぜ画質は劣化するのか。そのアルゴリズムを知ることで、高品質のデザインをクライアントに提供することが可能になります。
 また、建築学科や経営経済学部のインテリア・ブランド・広告などの授業と組み合わせることで、空間デザインやマーケティングデザインの視点が生まれ、クライアントが必要とするデザインを理解・提案することが可能になることなどを説明しました。


 デジタルデザインは様々な分野に広がっていて、目にしない日の方が少ないくらいです。
 利用分野も雑誌・広告に留まらず、CGを動かしたり、モデルイメージを作ったり、新製品の試作パーツを作るなど幅広く使われています。
 デジタルデザインでは、仕事としても表現手法としても成長途中にあるこの分野の持つ可能性に気づき、価値を創出する人材を育成しています。


#1年生 #デジタル・デザイン #メディアデザインコース