Topics2023/05/17

【情メいまトピ】授業風景~情報メディア入門・映像デザイン~

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今回の「情報メディア入門」では、メディアデザインコースの映像担当の小島先生が、映像の歴史と"演出"の読み取り方を説明しました。

1.映像の成り立ち
 フィルム&映写機の発明と仕組みから、なぜ映画が"24コマ"になったのかを説明。世界最初の映画といわれる「工場の出口」と「ラ・シオタ駅への列車の到着」が当時いかに衝撃的な作品だったかを解説しました。

2.演出する
 過去から現在まで変わらないのは、映像は"見る側"を意識したつくりになっているということ。それを踏まえて、2つの作品を例に演出の読み取り方を学びます。
 最初の作品は固定アングル・1カット・セリフ無しの構成です。舞台セットと演技だけで、登場人物たちの置かれた状況と気持ちをいかにわかりやすく演出しているかを解説しました。
 2つ目は映画の1シーンです。舞台と演技に加え、カメラの動き・カットの繋ぎ・編集加工で表現された登場人物たちの複雑な心の動きを説明し、画面の中に膨大な情報を込める"演出"の緻密さを伝えました。

 映像デザインでは制作の基本となる"演出"を学びの中心に置くことで、監督・演出の意図を理解し動けるスタッフの育成に努めています。
 また、映像に携わるすべてのポジションを一度体験することで、自分の興味・適性に合ったジョブと早期に出会うことができ、時間をかけて才能を育てることが可能です。


#1年生 #映像デザイン #メディアデザインコース