Topics2022/10/31

ロボメカデザインコンペ2022に応募しました

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 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門が主催するフューチャードリーム!ロボメカデザインコンペ2022に応募いたしました.

 今年度の募集テーマは「健康,教育,観光,地域産業の振興に貢献するテレオペレーション,テレロボティクスのための独創的ロボメカデザイン」です.
 日本文理大学はチーム名「ロボ名家(Robo Maker)」を結成し,提案内容についてメンバと会議を重ねた結果,観光と地域産業の活性化に貢献する「まつり」に着目し,大分市で開催される大分最大級のおまつりである「府内戦紙(ふないぱっちん)」を題材にしたロボットを提案しました.

 府内戦紙は,昭和60年代に大分商工会議所青年部が「地域の活性化」を願い「新しい文化を創るべき」と「地域の力」を盛り上げるために始まったものです.現地で府内戦紙を見に行ったことのある学生は,「始まった背景や歴史までは知らない」,「地場産業が頑張っているというのを意識して見たことが無い」という意見があり,地場産業を支える企業の想いなどは届いていないのでは?と感じました.加えて,まつりに関わらず大分商工会議所を含めた団体や企業が普段から街の美化などの公共活動に力を入れていることも分かったのですが,こうした活動も陰に隠れていました.
 そこで,地域の絆に「自分達の活力という意味での観光資源」,「この地を離れた人への応援歌としての観光資源」,「この地の『人のぬくもり』に魅了される人への観光資源」という3つの想いを込め,「絆」から産まれたこの「まつり」に「日頃の活動」を反映させるべく,日頃の清掃活動を少しずつ地域にお知らせすることで「心意気創り」からサポートする,すなわち「ちりも積もれば山(車)」となり,「観光」が「地元の人も,他に移った人も,他から来た人も,みんな」が「楽しめるもの」になってほしいという思いを込め,府内戦紙の掛け声から「地域密着型まつり盛上げロボ『セイヤ』」と名付けたロボットを提案しました.

 提出資料として,ポスタと提案主旨説明書の2点を提出しました.
 ポスタには「住民」と「企業」と「自治体」の繋がりが観光資源となるようなイメージを具体化,「セイヤ」の見た目は情報メディア学科のデザインに長けている学生(美術部)を交えて会議をしながら府内戦紙の雄々しい雰囲気を持たせるイラストにし,完成させました.
 提案主旨説明書は,会議の中で調べた「まつり」や「府内戦紙」に関わる歴史や背景,そしてそこにある「課題」と課題の「原因」,そして「課題解決案」となる提案ロボの機能,を文章化しました.


 コンペは,提出した資料を基に審査する1次審査,1次審査を通過したチームが福岡市科学館にて審査員の前で「プレゼンとデモ」を行う2次審査があります.まずは1次審査を通過し,2次審査に向けて弾みをつけたいです.