Topics2021/08/12

【卒業研究・中間発表・期間終了】発信は 自ら気付く 機会かな

  • d1
  • d1

 8月5日(木曜日)から始まった卒業研究・中間発表が,約1週間の開催期間を経て8月12日(木曜日)に期間を終了しました.
 新型コロナ前,中間発表日が定められ研究室に在校生が訪問していました.昨年度(新型コロナ発生の年)は「発表を通した学びの機会」を何とか守るために「どうできるか」が最優先でした.本年度は昨年度の経験を活かし,様々な開催スタイルへの挑戦が行われました.Googleサービスを利用した発表スタイル,感染対策を整えた対面で開催し遠隔対応として記録ビデオを配信するスタイル,等々,様々な工夫がなされました.
 いずれの場合も「記録」が残されるため,内定先への報告や本年度末に研究室を選ぶ2年生の資料にも利用されます.未だ「学科としての記録をいかに集めるか」等,検討すべき課題があるものの,アフターコロナ/ニューノーマルに向けたノウハウの蓄積が進んでいます.
 卒業研究では,学生自らの取り組みを「発表」するため,事前準備に取り組み,発表だけでなく「質疑応答」も行うので「質問への準備」も行います.この取組みの中で,出来ていると思っているところに抜けを見付ける場合や,大したことないと思っていた内容が実は結構役立つことに取組めていることに気付いたりすることがあります.仕事では「レビュー」と言いますが,科目では中々取り組むことが難しい「振返り」をこの中間発表で行うことが出来ます.「レビュー」は「終わった後の反省会」ではなく「次に進むため」に大事な活動です.中間発表も「ここで振返りを行う」ことで,軌道修正や学修目標の具体化などに利活用することが目的です.
 前期末に中間発表を行うのも,中間発表で気付いた人が「夏季休業期間(目的に向けた取組みに講義による時間の縛りがなく活動できる期間)」を有効に利活用してもらうことで「学生」から「社会人候補生」になるためです.
 中間発表で使われた「ポスタ」は4号館にある各実験室(5階・4回)の廊下に展示されていてどなたでも御覧いただくことが出来ます.

 後期にどれだけ成長した学生/社会人候補生になるか,楽しみです.