Topics2020/10/29

企業の方から業界のお話を伺いました

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 大学は「学生(学び修得することが主な活動)」から「社会人(困りごとにソリューション(解決策)を提案するために修得したことを利活用することが主な活動)」に自らを昇華する場所です.
 しかし,自分がどの分野/産業に向いているのか,そこでどんな役割/職で自らを活かせるのかを探すのは中々難しいものです.大学に入学するまでの18年間を通して確信が持てる人ばかりとは限りません.また「専門分野」を学ぶことで見え方や考え方,さらには自分の可能性も「修得内容に裏付けされる」ことで変わってきます.
 そこで本学では「社会参画科目」として,3年生からの本格的な専門スキル修得が始まるまでに「自分なりの目標」を持つための取り組みを行っています.2年生はいよいよ3年生で「研究室選び」という「自らの進路選択の練習」を目前に控えた学年です.
 例年は企業を訪問し,「働く場」の雰囲気を感じつつお話を伺いますが,今年は新型コロナ対策で重要な「3密を避ける」等の理由から,企業の方に大学大講堂に御足労いただくことと,学生も代表のみ会場に出席し,代表以外は遠隔参加する,という方式で実施しました.
 御来校くださりました企業は,株式会社 石井工作研究所株式会社 デンケンの2社です.
 御来校くださる会社は様々な分野に事業展開していますが,情報メディア学科の4コース(情報工学コースメディアデザインコース情報コミュニケーションコースこども・情報教育コース)の全ての分野をカバーしているとは「一見すると」思えないかもしれません.
 お話を伺う中で,プレゼンで使用される「PR動画」等々....実際の仕事では4コースの要素が上手く絡み合うことで成り立っていることに気付きます.会場でお話を伺っている学生は「自分の考えている将来」という視点から,企業に質問しつつ「仕事の現場でどう関係しているのか」を発見していきます.
 従来は「同じ方向性」の学生で班を構成し,どう質問していくかの作戦をたて,万が一質問出来ないときに班の仲間で協力しながら情報を聞き出すことが出来ていました.今回は「代表」のみが会場で質問することが出来る状況....どうなることかと案じていましたが,SNS等を駆使し班メンバで連携をとりしっかり質問し自分達が欲しい情報をゲットしていました.
 「ネットで見るだけ」から「直接働きかけて情報を得る」にステップアップした学生のこれからが楽しみです.