学内に企業／団体をお呼びし，第一線でご活躍の実務経験者から直接「リアル」な話を聞くことの出来る「業界・企業研究セミナ」が今年も開催されました．県内企業から大都市圏の企業まで約200社に御参加いただき，2020年20日と21日の2日間（各約100社）開催されました．
　「業界」とは「何らかの社会的ニーズ（求められているもの）にソリューション（解決策）を提供するものの集まり」なのですが，良く耳にするけど，例えば「ゲーム業界ってゲーム作っている会社が集まっている．．．．ってライバル企業の集まり？」なんて思ったりしませんか？でも，業界から政府に働きかけをすることが多くあり，例えば「作品の二次制作」や「動画のインターネット配信に関する法律」もこの働きかけによって法律やルールが出来ています．多くの分野を調べきれるわけではないので，同業者が集まって団体を作っているのを「業界」と呼ぶことがあります．「でも．．．実際どうなの？」という疑問を投げかけて「へぇ～」と納得できるまでじっくり聞くのがこのセミナの目的です．
　また，「いろんなイベントでよく見かける会社ってメインは何をしているの？」と，会社によっては「様々な製品やサービスを多面的に提供している」こともありますよね．1つの会社なのに「様々な業界（同業者が集まる団体）に加盟している企業」はたくさんあります．また「職」は「会社によらない」ということもあります．自分達の知っている「職」が「あっているの？」を聞いてみることも，職の魅力やどうやったら就けるのか，どんな資格が必要なのか，等々を聞いたり自分の考えていることを伝えたりすることが出来るのもこのセミナの特徴です．
　様々な科目を通して学んだことが「仕事」にどう役立つのか，課外活動やアルバイトで「これが身についたかな」と思うことを「実務者」の目線で評価してもらう，こともこのセミナで学生が挑戦するものです．社会参画系や学科キャリア科目を通して学んだことが「あってるの？」という疑問を払拭し「そうか，こうしていけばいいんだ」という目標を見付け，具体的な挑戦に結び付けていくのも「このセミナで何に気付けるか」にかかっています．
　セミナを通してまた一歩成長した学生たちのこれからが楽しみです．

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