Topics2019/12/05

卒業研究第1部口頭試問会が開催されました

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 卒業研究とは,大学学部4年間の集大成として学修した事柄を駆使して「社会課題」に取組みます.大学とはそれまでの高校・中学・小学と異なり「卒業したら後は社会のみ」です.大学院といって学部の次の学びの機会もありますが,それも同じ大学です.
 実際に自分が学んだ内容が社会に通用するのか...という不安も当然あります.自分が選んだ道が違っていたらどうしよう...という不安も当然あります.
 なので,卒業研究があります. 多くの学部4年生は1年間かけて「この1科目」のみを履修します.それまで1年で40単位が修得目安となっていて,20科目程度を受けているのに,1科目のみです.
 卒業研究では,それまでの講義と違い「答え」は先生にもわかりません.どうやって良いのかもわからないこともあります.そこで「仮説」を立てて,「検証」を行い,「評価」を行っていきます.これは「社会での活動の基本」と同じです.誰も「次何がヒットするか」の答えはわかりませんよね.それでも「新製品・新サービス」が出てくるのは「これが答えかな?」と企業が提案しているからです.そういう意味で考えると「こんなんでいいかなぁ~」と作られたものを買ったり使いたくなりますか?それを提供する側になるのが「社会人になる」ということかもしれません.
 急になるのは難しいかもしれません.そこで,大学では1年生の時期から少しづつ「予行練習」,...というか「なりたい自分発見」に取組んでいます.その中で卒業研究が「最後の確認」となります.
 4年生の皆さんがどういう取組みをしてどんな成果(自分発見)を成し遂げたかを,3年生,2年生,1年生の後輩が見守ります.1年生は「これからの自分」を想像するタネとして,2年生は「来年所属する研究室」を知るために,3年生は「来年自分が何にどう取り組むか」を考えるために,4年生の先輩方の発表に耳を傾けます.
 情報メディア学科では,卒業研究を2部制で実施しています.今日(12月5日)に開催した「第1部口頭試問会」では,口頭発表形式(スライドを使って1テーマづつ,発表,質疑応答,を行うスタイルです)で行われます.今年は2会場で開催されました.今日の口頭試問で合格すると来年2月の「第2部発表会」に進みます.残念ながら合格できなかった人は,来年2月に「再審査」が行われ,それに合格すると「第2部発表会」への参加となります.今回の第1部口頭試問会では,日本文理大学全体で開催される「学科代表発表会」に「どの卒業研究が妥当か」を決める「学科代表選考会第2部発表会で開催されます)」に進む「候補選定」も行われます.
 果たして今日の第1部口頭試問会から誰が学科代表候補に選ばれるか,楽しみです.