予選を第2位，本選を第1位で通過して迎えた第４回森のドローン・ロボット競技会のいよいよ決勝です．
　決勝では，指定樹木が13本に増え，パイロット位置からでは指定樹木の目視がギリギリという難易度が一気に上がります．本選は10m以内の指定樹木ですが，決勝は50mを超える場所です．寄りかかってもびくともしない立派な樹木も，50m離れてみると細く見えます．指定樹木には１から１３の数字がついていますが，もはやパイロット位置からでは白い四角にしか見えません．おまけに木漏れ日（森林浴の時は綺麗ですが．．．）が距離感を狂わせます．
　「NBUものづくりコンテストチャレンジ2019」でチャレンジを宣言したチーム「Eigen-（アイゲン　ダッシュ）」が，決勝の最終フライト（本選通過順位の逆順でのフライトとなります），必然的に回りの視線も集中します．
　予選の結果報告をしたSNSに，朝練でお世話になっている先生から「練習は裏切らない」とのアツい支えをいただき，紅葉美しい湯布院の森を飛翔しました．
　結果．．．．準優勝をいただきました．
　計測は13本中10本が提出条件を満足（指定番号の数字が写真判定の対象となります）し，内7本が競技ポイント対象（誤差10cm以内）でした．最小誤差は逃しましたが，平均誤差が2cm以内との好成績でした．勝負を決したのは，樹木の相対位置データが提出できたか否かです．優勝した北海道大学は，大型ドローンに森林でも使えるGPSユニットを搭載していました．NBUチームは，ドローン積載容量の関係からGPSユニットの搭載を諦め，樹木計測にかけました．主催者側からの発表で，樹木計測本数および平均誤差は参加チームで1番でしたが，相対位置データで優勝チームに僅かに及びませんでした．
　優勝は逃しましたが，次の目標が得られたこと，ドローンクラウドという新たなネットワークシステムの有効性が実証できたことなど，多くを得ることが出来ました．
　明日からまた来年の競技会に向けての取組みがスタートします．興味のある方は是非一緒に湯布院の森にドローンを飛翔させましょう．

　今年の練習および競技会の予定は次の通りです．
【ドローン朝練予定】
9月11日（水）7:30 - 8:30
9月18日（水）7:30 - 8:30
10月 9日（水）7:30 - 8:30
10月16日（水）7:30 - 8:30
10月23日（水）7:30 - 8:30
10月30日（水）7:30 - 8:30
11月 5日（火）7:30 - 8:30
11月12日（火）7:30 - 8:30
【第４回森のドローン・ロボット競技会】
11月16日（土）予選・本選
11月17日（日）決勝戦　　←　今回

　開発したシステムはミニ見学会でも御覧いただくことができます．興味のある方は是非御来校ください．

• 第4回森のドローンロボット競技会の詳細はこちら