2018年5月30日(水)に大分県佐伯市にあるNBU日本文理大学附属高等学校で2年生1年生対象の出張講義をしました.
講義タイトルは「AIの登場で情報分野の仕事はどう変わる?-AIを体験してみよう-」で,身近な情報分野の変遷に「気付き」をしてから,AI技術を使った情報分野の体験を行いました.体験したのは,1)AIスピーカ体験,2)人物識別体験,の2種類です.
1)AIスピーカ体験では,工学部複数学科共通開講科目である「ロボットプロジェクト基礎1・シカケ班(2年生科目)」で扱っている「自作AIスピーカ」を使った体験です.単にAIスピーカを使ってみるだけでなく,中身がどうなっているのかの実物を見てみたり,AIスピーカが「聴き取った言葉」を文字で見てみたりを含めて「AIスピーカ」を体験しました.
2)人物識別体験では,工学部複数学科共通科目である「ロボットプロジェクト入門1(1年生科目)」でも使っているUSBカメラを使い,「画像」を撮り,その中から「顔」を見つけ出すという体験を行いました.実際に動かしてみると,現実の動きと結果表示にどの位の遅れなどが起きるのかを実感できます.また,顔を見付けて,a)登録している人の判別,b)顔から性別と年齢の推定,c)どういう表情かの判別,を体験しました.さらに,ディープラーニングを使い「写っているものが何か」を判別する体験もしました.
身近なもので「情報分野」がどう変わってきているのかに気付いた上で「今体験できるAI」を実感することで「これからどんなことが出来るか」という想像が豊かになれたのではないかと思っています.
出張講義で使用したデモの一部は日本文理大学・4号館・1階で常時体験することが可能です.また,オープンキャンパスでも体験可能です.興味のある方は是非オープンキャンパスに参加して思う存分楽しんでください.