Topics2015/08/03

3Dプリンタ講習会(メンテナンス編)

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 3Dプリンタは「データがあれば誰でもどこでもいつでも『同じもの』が造れる」を可能にした画期的な装置です.NBUでは昨年度(2014年度)にも「3Dプリンタ講習会」を開催しています.ここでは「使い方の講習会」ではなく「3Dプリンタを理解して使いこなせるエンジニア」を育成するために「実際に使える3Dプリンタを自分達で作る!」を習いました.作成された4台の3Dプリンタはそれから1年の時を経て,多くの造形物を産み出してきました.しかし,1年の時は「装置の疲労」もともないます.
 そこで今年は「メンテナンス」と「機能拡張」を目標にした講習会となりました.本年度は2回に分けての開催で,今回はその第1回目として「メンテナンス」を中心に行いました.
 講習会は,機械電気工学科,航空宇宙工学科,情報メディア学科の3学科の学生が参加しました.情報メディア学科は「デザインと造形」「システム」の側面には強いのですが,メカ的な側面や電気回路的な側面は得意でないことがあります.でも「思い通りに造形する」や「流通システムを根底から覆すICTシステム」として今後多くの分野で活躍が期待されている3Dプリンタを使いこなしたいと思う学生も居ます.今日はそういった「興味をもった学生」が参加しました.
 他学科の人と一緒に講習会を受けると,改めて自分が何が好きなのかを実感できたり,得意でない部分を「得意な人にお願いする」ためのコミュニケーションスキルを自然と身につけることができるようです.