Topics2020/11/11

ドローン朝練第20回目

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 実際の競技会では樹木間を通過する場面があることから,障害物間での操縦技術を身に着ける必要があります.また,距離感を操縦者に伝える支援者(ハンドサインなどを使いドローンと対象物の距離感を操縦者に伝える役割)の的確な指示の出し方も身に着ける事も重要です.そのために,操縦者が「ドローンと障害物の距離感をつかみ」,支援者がそれを補助できることが重要だと考え,ホームポジションから柱の間(3mほど)を往復してホームポジションに戻る練習を行いました.今回の練習は,復路ではカメラ(ドローン本体に搭載しているもので,映像がリアルタイムで確認ができます)が進行方向と逆を向いているため,操縦者は主に目視で距離感を判断する必要があります.また,ドローンと柱の距離を確認しつつ移動をするため,競技会にて複数の樹木の間を移動しつつ計測をする状況に近く,競技会の予行演習にもなると考えられます.
 
今回の練習は,ドローンと障害物の距離感をつかむための練習として,カメラ映像での確認と目視確認の両方で感覚を養えると感じました.ただ,実際には風や操縦者の基本的な操縦技術による影響もあると思われます.ホライゾンタルTやホライゾンタルスクエアなどの基本動作演習やその応用演習と組み合わせて行うことでより操縦技術の向上に繋がると考えます.

 練習の結果,往路ではメンバ全員が通過できました.カメラの映像から柱との距離感を把握しやすいからだと思います.
しかし,復路では通過はできましたが,往路と比較してかなり時間がかかっていました.カメラの映像からでは柱が見えず,また柱が操縦者の視界を遮るように設置されていました.支援者も的確に距離感を伝えるために細かく状況を伝えてはいましたが,それでも操縦者が移動をためらう場面は多く見られました.

 次回はこれまで行ってきた練習の復習を行う予定です.

☆:今回行った項目
【練習項目】 
フライト練習_基本動作演習 ☆
フライト練習基本動作復習と柱を用いた演習 ☆
フライト練習柱を用いた実践的な演習
フライト実践模擬コースを想定した演習
フライト実践模擬木周辺演習(近接・周回)
フライト実践模擬昨年度コース演習
フライト実践模擬昨年度コース演習

【情報技術項目】
GPSの座標プロット
ROS(Robot Operating System)
計測処理(樹木の直径計測)
画像処理(文字認識)
無線通信技術

↓前回
第19回目(11月4日):競技会に向けた実地想定練習
第20回目(11月11日):実地想定練習