Topics2021/01/23

サウンズコンテスト公開審査で学生が活躍しました

  • d1
  • d1
  • d1

 大分県情報サービス産業協会(OISA)主催の第29回サウンズコンテストが2021年1月23日(土)にiichiko総合文化センタで開催されました.
 今回は「コロナ対策」のため,通常対面で開催されていたものを「リモート」で開催しました.
 サウンズコンテストは,フリー部門と応援歌部門の2部門において,学生の部と一般の部で作品を競います.今年は,フリー部門で24作品,応援歌部門で6曲,が予選を勝ち抜き公開審査に進出しました
 ここまでを読むと,情報メディア学科・メディアデザインコースの学生が受賞したのか.....と思われる方もいるかと思いますが,ここで紹介する「学生の活躍」は「コンテストというイベントを開催するスタッフ」としての活躍です.
 サウンズコンテストはその名の通り「サウンド(電子楽器による曲制作)」の優劣を競うコンテストです.公開審査では,
 1)作品で会場を彩る(曲の価値を感じられる再生環境を調える)
 2)会場への進行アナウンス等の映像関連
 3)応募者のリモート参加
 4)「会場とリモート」の融合
 5)インターネットへの配信
 6)多くの方々にご参加いただくためのSNS戦略
 7)配信先までの誘導に関わるWebシステム
等が必要となります.
 これらの内容を実施するには,メディアデザインコースのサウンドに興味がある人だけではできず,メディアデザインコースの映像分野,情報工学コースのインターネット分野,情報コミュニケーションコースのメディア社会学分野,等々様々な分野の力が必要となります.
 そこで,それぞれのコースで「自分の専門」にしっかり向き合っている学生が,お互いの専門スキルを持ち寄り,コンテスト開催のスタッフとして活躍しました.相手の専門分野に関する作業で「仲間を信じ」,自分の専門分野に関する作業で「信頼を得る」,異なる専門分野で意思疎通を図る「コミュニケーション力」等の社会人基礎力を実践しました.
 応募作品という「価値あるメディア」に対して,イベントを通して多くの人々の満ち足りた気持ちをお届けする,に挑戦することで「学んだ事柄」を「知っている」「やったことある」から,「いつ,どのスキルを,どのように使うか」という「実践できるスキル」へのステップアップにチャレンジしました.
 おかげ様で,前回以上の方々が生まれたてのサウンズをご覧いただくことができました.前回に比べてお届けするメディアコンテンツの配信クオリティがまた一歩ステップアップしたのは,前回よりも学生が「専門家候補生」になってきているからでしょう.前回担当した専門家候補生(現在社会で活躍している先輩)からしっかり引き継ぎ「積み重ね」がしっかりできているおかげです.
 今回担当した「専門家候補生」が今回の経験で「気付き」「発見」からどのようにステップアップしていくか,楽しみです.