Topics2019/11/28

社会参画実習2(2年生キャリア科目)で企業を訪問しました

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 日本文理大学では,学びの徒(高校までは生徒,大学では学生)から社会人に成長するために,社会参画系科目(キャリア科目)を開講しています.大学全体で実施している科目は,1年生前期に「社会参画入門」,後期に「社会参画実習1」,2年生前期に「社会参画応用」,後期に「社会参画実習2」となっています.実習1および実習2ではそれぞれ企業に訪問し,直接企業の方からのお話を聞いたり職場を見せていただきます.特に実習2では2年生なので,訪問企業先を通して「自分が志望/希望/気になる分野」について知ることに挑戦しています.
 今回は富士通九州システムズ大分事業所に訪問しました.
 実習2では5名を基準としたメンバでチームを組み,これまでの数週間を使って調査を行ってきました.訪問した先で色々と質問をしながら「自分達が調べた事柄があっているか」「お伺いしたい事を質問する」に挑戦しました.大勢の中で質問をするのは勇気の要ることかと思います.でも,その勇気を出して質問することで「質問したからこそ聞けるお話」を聞くことが出来ました.
 今回の経験により,より一層社会人に近づいていけるものと確信しています.今期は2社訪問する予定で,次回は12月12日の予定です.

 業界は「産業」のことで,職は「業務」のことです.例えば「プログラムを作る仕事」といっても,ゲーム産業で使うプログラムの作り方と,金融産業で使うプログラムの作り方は違うと思いませんか?ゲームで集めたコインが急に消えたら大ごとですが,もしかすると「銀行に預けたお金が消えた」のとは驚きの度合いというか生活へのインパクトが違うと思いませんか?このため,プログラムを作成するにも「知っておかなければいけないその産業での常識や法律」があります.
 一方,「プログラムを作る仕事」では,1)「何をどう作らなければならないか」を考える業務,2)実際に言語で書く業務,3)プログラムが正常かを確かめる業務,4)特許侵害していないか等を確かめる業務,があります.例えば,1)ゲームで考えると,2)構想(どんなゲームにするかや,レスポンスを良くするためのアルゴリズム設計やオンラインゲームにする際のデータ設計等),2)実装(例えばSwitchで動かすのかPS4で動かすのかに合わせてプログラミング言語で書く等),3)デバッグ(壁を通り抜けないか等の確認),4)キャラやBGMの権利関係,となります.これらを業務/職種と言います.
 どちらを大切にするかは,人によって,生き方によって異なります.しかし,どちらか片方がかけても「職に就く(就職)」には至りません.仕事しているうちに覚える..ももちろんありますが,折角なら「自分はこれがしたい」を実現したいですよね.
 大学全体で開催されている社会参画系科目では主に「業界/産業」を知るための取組みをします.一方,情報メディア学科では「業務/職種」をしるための取組み(情報技術と職業という科目)を開講しています.