2019年7月14日に九重共同研修所を会場として，大分大学・熊本大学・北九州市立大学・日本文理大学で合同ゼミを開催しました．当日は雨降る「絶好のゼミ日和」でした．
　合同ゼミでは，最初に日頃研究している内容を「自己紹介」代わりに話します．他の分野の話に耳を傾けると，似たようなところに課題を見付けていたり，それの解決策として自分達と同じようなアプローチを目指してみたり，逆に想像もしなかったようなアプローチをしていたりと様々でした．合同ゼミに参加したのは全員ではないので参加できなかった仲間が取組んでいる内容に参考になる話がでることもあります．自分達が解決していることを取組んでいる人に提供したり，逆に提供してもらったりと，教室で行われる「講義」とは違い，それぞれが学んだ内容を「持ち寄って」課題の解決に向けて取組むという「社会で通用する学び」に取組みました．
　それぞれの自己紹介が終わり，フリータイムになると「さっきのここが．．．」や，発表の時に頂いたコメントを詳しく聞きに行ったり，と「学ぶために自ら動く」が自然と行われました．中にはデモをしたり，対象が変わったらどうなるかというディスカッションをして，その場で試してみたり，ゼミ後に連絡を取りながらやろうとなったりと，様々でした．
　予定されていた時間を大幅に超過して幹事が「そろそろ．．．」と声掛けしても「もうちょっと」との声があがっていました．合同ゼミでは学生が主体となって開催しているので，幹事を務めた学生には迷惑だったかもしれまんが，盛況なゼミの証でもあり，楽しいひと時でした．
　勉強で「いいかげんにやめて」なんて想像つかない人もいるかもしれませんが「好きな分野の取組み」だと自然とそうなるものです．そう思える分野を探す良い機会でもあり「これだ」と思った内容の良い確認にもなったようです．
　発表した成果はオープンキャンパスでも展示・体験できるものがあります．「本当に好きで取組んでいるの？」と思った人は，是非オープンキャンパスで確かめてみてください．

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