Topics2019/03/06

学会で卒業研究の成果を発表しました

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 卒業研究で取組んだ成果を学会で発表しました.前回からの成長を音響学会で発表しました.音響という言葉からイメージするのは「音」や「響き」かもしれませんが「データ処理(信号処理)」や「情報の分離・抽出」という人工知能で重要となるデータサイエンスCPS(Cyber Physical System)/IoT(Internet of Things)が取り上げられます.また「学会」というと「偉い人が...」と思う人もいるかもしれませんが「社会課題に取組む人の集まり」なので「情報交換と協働の場」です.
 そんな学会で,学科代表選考会で競った内容を,NBUチャレンジOITA地域創生活動報告会2019in佐賀関での発表(『ひるドキッ!おおいた』でオンエアされました)を通してさらに磨きをかけた内容で発表に臨みました.
 発表は第2部卒業研究発表会と同じポスタ形式で行われました.ポスタとデモンストレーションの準備をしている時点から「教えて頂けますか?」と発表内容に関心を持った方々が集まり,セッションスタートの呼び声がかかる前から発表が始まりました.口頭発表と異なりポスタ発表は「聞きたいことが聞き終わるまでじっくり」聞くことができ,聞きに来られた方を交えてディスカッションすることが出来ます.それのおかげで第2部卒業研究発表会では下級生に取組みを引き継ぐことができるのですが,企業の第一線でご活躍の方々の中では....聞きに来る人は「相手が学生か社会人か」を気にしてくれません.実務で抱えている課題を解決するための情報を探しています.可能性を感じるものにしか足を止めません.
 そんな中で「自分の取組みに興味を持ってくれる」「自分の成果が社会にどこまで通じるか」「この成果をさらに発展させるヒントを見つける」との思いから,一歩も引かずに発表を続けました.本当は1時間という時間制限でしたが,最後の方への説明が終わった時には他のポスタは撤収が完了しており,会場係の方が「終わりましたか?」と聞いてくるほどの盛況ぶりでした.
 この挑戦で手に入れたのは「自分の技術を必要としている業界/企業」「どう使おうとしているのか」「何を課題としているのか」という「自分を社会で活かす」ために重要な情報と経験でした.デモンストレーションで発表をサポートした学生も「自分も話せるように...」と目指し方を手に入れました.また,前回聞いてくださった方が「その続き」を聞きに来てくださるといった「業界でのコミュニティ」の輪に入る「コミュニケーションスキル」も手に入れるチャンスを得たようです.