Topics2019/01/17

学科キャリア系取組み(業界勉強会)でIT業界について学びました

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 情報メディア学科では4コース(情報工学コースメディアデザインコース情報コミュニケーションコースこども・情報教育コース)があり,いずれの分野でも「IT(Information Technology:情報技術)」を利活用しています.
 そこで「IT業界」について(株)富士通ソーシャルサイエンスラボラトリの方々が勉強会に御協力くださいました.勉強会では,IT業界・仕事の全体像をマクロ視点から知ることと,具体的な内容をミクロ視点から知ることの両側面からご紹介くださいました.
 マクロ視点として,国内最大のIT・エレクトロニクスの見本市であるCEATEC JAPANが紹介され,この業界が「つながる社会,共創する未来」を目指していることを学びました.そこで「CPS・IoT」「Society 5.0」というキーワードが重要であることを知りました.中でも「サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合」で人間中心の社会を目指そうとしていることを知りました.また,この方向性が日本国内だけでなく世界的な流れであることを知れる世界最大のIT・エレクトロニクスの見本市であるCESが紹介されました.(日本語のCES2019紹介例はこちら)それらの中で「課題解決型」と「価値創造型」の取組みがあり,具体的な事例を使ってその違いについて学びました.
 ミクロ視点として,実際に学生からこの業界で活躍する一員となった方から「学生を如何に卒業し社会人候補生を経て今(社会人)となってきているか」について具体的な事例を交えて紹介されました.
 学科では就職に向けた取組みとして,企業の方々のお話就職活動体験談インターンシップ体験談,を開催しています.しかし,インターンシップ体験は「そのやり方で企業からどう評価されるか」が確実ではなく,就職活動体験談では「まだ働いていない」ものです.企業の方々のお話では「学生から社会人になっていく具体的なところ」が今一つわからないことがあります.
 今回「ミクロ視点」について,情報メディア学科を卒業した先輩から,学生時代から就職活動を通して社会人候補生時代を経て今(社会人)に至るまでの事柄を,伺うことができました.「ありがたいお話」ではなく「同じ環境で学んだ人の1つの道筋」は,同じ道を歩むかは別にしても「1つの足跡」を知ることで「自分なら」を具体的に考えるきっかけになったのではないかと思います.
 勉強会は,入学して早1年を過ぎようとしている1年生,就職活動開始まで1年を切った2年生,就職活動を開始した3年生,4月から社会人となる4年生,が参加し,それぞれに何か得るものがありました.これから,得たものを利活用し,是非数年後に今回聞いていた学生が,先輩として古巣である母校に来てくれることを楽しみにしています.