壽崎育英財団から今年も本学から奨学生として御採択いただきました．壽崎育英財団は「奨学金を差し上げるだけでなく大学の講義では聞けない役員の先生方の体験をお話頂くことが学生さんにプラスになると思いお願いをして今日まで参りました。」のお言葉通り，給付型奨学金をご提供くださり，少しでも「学び」に専念できるようご支援くださっているだけでなく，今回のような「式典」において「学生と御交流」いただけることで，教室では学べない多くの事を学ぶ機会をご提供くださっております．
　本年度の応募課題は「私の挑戦　金メダル」と題した400時詰原稿用紙2枚でした．自分の気持ちと向き合うチャンスを与えられ，そのチャンスを活かすことへのチャレンジが出来たのではないかと思います．採択に至らなくても，チャンスを活かそうとチャレンジした「自分」を実感する機会としても大変貴重なチャンスであると思っています．
　交付式は大分駅近くにあるホテルで開催されました．交付式は食事をとりながらの形式で，採択された奨学生が自己紹介としてスピーチしました．応募の際に織りなした言葉に込めた気持ち，御採択の一報を頂いた時の気持ち，これからを見据えた気持ちを自分なりに整理し，改めて「自分がどうなりたい」と思っているかの気持ちを言の葉に乗せて話させて頂いたとのことです．自分が何を言ったかは忘れていても「込めた気持ち」が自分の中に育まれていることを実感できたようです．
　将来何をしたい，どんな仕事をしたい，と考えてもなかなか答えがわからないと思っていた中で，1つのきっかけをいただき，挑戦したことで，まだまだぼんやりしているかもしれないけど，少しづつ「こうでありたい自分」に近づく具体的な道筋が見えてきたのかもしれません．