日本文理大学では4年生が取り組む「卒業研究」の成果を全学で共有することを目的として「全学卒研発表会」があります．ここでは各学科で選抜された「学科代表」がそれぞれの成果を発表します．
　情報メディア学科は，12月に開催した第1部卒研審査発表会で学科代表を選抜し，2月に開催した第2部卒研審査発表会の中で「学科代表選考会」を開催し，学科代表を選びました．それぞれの発表会は1年生2年生3年生も参加し，4年生（来る4月から社会人として羽ばたく）が，何に着目し，何に挑戦し，どうまとめると，どんな業界や会社が評価するかについて知る機会となっています．第2部卒研発表はポスタ形式で行うため「自分が希望する分野に進む先輩」からじっくり（卒研以外も含めて）話を聞くことで「具体的な目標」を持つことができます．
　今回発表した学生は，入学時に人間力育成センタで募集していた「四季の森プロジェクト」に参加し，ロボットプロジェクト関連科目で地域課題への取り組み方を学ぶ中で「自分の専門分野はどう活かせるのだろう」と「教わる勉強」から「問いかける学び」に変えた学生です．その時折に先輩から学ぶことができたのが今回の成果に結びついた要因になったのではないかと思われます．
　実際，今回の発表に際して，3年生や2年生の後輩がデモンストレーションのお手伝いに駆けつけてくれました．大学は講義が終了し，春休みにはいっているのですが，今日の発表のために今回の発表に来れた学生だけでなく多くの後輩が手伝いながら「自発的に学ぶ」活動をしていました．自分の「これから」を見つけた先輩が「どうやってそこにたどり着けたのか」を知ることは「どんな社会人になりたいか」を自然と考えるきっかけになっているのかもしれないと思える発表でした．