10月22日，23日に九州工業大学飯塚キャンパスで第1回森のドローン・ロボット競技会（九州工業大学社会ロボット具現化センタ主催）が開催されました．この競技会は森林の観測・管理の自動化技術の構築，ゆくゆくは林業の活性化を目的に開催されました．
　私たちは市販のドローンにカメラと小型PCを搭載したドローンで競技会に参加しました．
　1日目は雨が強く降っていたため体育館の中で予選競技が行われました．予選競技は木にみたてた白い柱に向かってドローンを飛ばし，柱の1m以内にまで近づいてまた戻ってくるというものでした．半自律型というドローンの操縦を手動で行うクラスでの参加だったため，ドローンを安定して飛行させることができ，予選競技は問題なく通過することが出来ました．続いて行われた本選競技は予選競技と同じフィールドで行われました．予選競技と違い，木の周りを1周して帰ってくるという項目と木の太さを測るという項目が追加されました．私たちのチームは，ステレオビジョンという技術を使い2台のwebカメラだけで木の太さを測ることに挑戦しました．飛行しながらであったため木の撮影が難しかったですが，計測データを出すことができ，予選を通過することが出来ました．
　2日目は屋外で決勝競技が行われました．小雨が降る中での競技であったため，ドローンに防水加工を施し，試技を行いました．前日の体育館で行われた競技の時と違い，大小様々な本物の木を使用して競技を行いました．決勝競技は回った木の本数と太さを測った木の本数での勝負でした．試技の際に出力不足で機体が安定しなかったため，木の周りをまわることが出来ませんでしたが，木の太さを測ることには成功できました．
　結果は予選を第3位で通過したものの最終第4位と入賞は逃してしまいました．この取組みを通して，プログラムの修正点やデータの出し方など多くの課題を見つけたものの，これだけは他に負けたくないと思い取り組んだ点はしっかり目標を達成できました．

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